舌先から散弾銃

ただの日記です

大学四年間のこと・卒制のこと・卒業のこと

 

卒論面接が終わった。

 

大学4年間ではじめて、「もっと書けばいいのに」という旨のことを2人のおとなから言われた、素直に、嬉しい。

 

渋谷系」の再定義という名の基で3万字くらいにまとめた。ほとんど、ケジメとか祈りとかそう言った類の気持ちで書き進めた。卒業論文の冒頭を引用してみます。

 

『高校二年生の春、私は新学期に際して異動してきた現代文の先生に、人生で初めての一目惚れをした。彼に気に入って欲しくって、誰よりも授業の予習をし、勧められた小説・哲学書・映画はなんでもすぐに観た。彼が私に勧めてきたその中に「渋谷系」はあった。(中略)

 

今思えば、なんとも恥ずかしい(渋谷系との)出会い方であるが、高校を卒業してからも渋谷系への憧れは止まることはなく、自分が生まれてきた時代があと、もう少しだけ早ければ……とインターネットを観ながら指をくわえていたものである。』

 

その先生とは2016年魔法的ツアー以来、会ってない。

この論文には復讐とか執念とかそういう類のものも入っているのかもしれない。いつかこの論文が目に入った時に「嗚呼あの時」って思っちゃえばいいんだ!と、すこーしだけ思っている。てへ。

 

大学四年間が終わる。

 

人生の夏休みとはよく言ったもので、それは大いに夏休みを満喫した。

 

‪いまだに覚えてるのは大学3年生のとき、学校に来ていた就活専門家(?)が「こういう種類の大学入るって賭けじゃないですか。わざわざそれを選んでるここの学生はヤバイですよね」と喫煙所で話しているのを聞いてしまい「知らない間に人生賭けてたらしい!」と友人と大笑いしながら帰った日の記憶。

 

‪好きな友人が「わたし人生で2択を迫られると、絶対に間違えてたなと思うんだけど、大学の選択だけは正解だったと思ってるんだよね〜明日香もいたし。」と言ってくれたことがあった。先ほどでてきた高校生のわたしにあれこれ教えた先生は、今の大学に入学することにただひとり、一言だけくぎを刺した人で

「あの大学に行くんだったら、友達を増やさないと意味ないからね。それはなにも大学の中だけの話じゃないからな」と言われた。その答え合わせをしているような気持になってうわあ〜〜!私も大学の選択大正解だった〜〜〜と思ったのだけれど、「でもあんた、卒業しないじゃない」と照れ笑いしちゃった。