舌先から散弾銃

ただの日記です

 

私さ、中学3年生の時が一番最悪だったんだけど、同じクラスに同じように保健室通い子がいて、「卒業式に参加することはいやだけど、こいつらと別れられて、学校からいなくなれるのは嬉しいね」って言い合ってたんだけど、式が終わって担任が教室で話し始めたらら、その子、隣でボロボロ泣き出したの。もちろん悪くないんだけど、「ふざけんな、ふざけんなよ」と思って寄せ書きをし合う人混みを肩で切りながらまっすぐ帰る途中、よく行ってた喫茶店のババアに真っ白な卒業アルバムをわたして、捨ててもらうように頼んだんだわ。その日に夜、寿司とかケーキとかひとしきり食べた後、喫茶店のババアにもらった風葬の教室を読んで、死ぬほど泣いたんだわ。

ちゃんと祈れ、途絶えず祈れ、欲しいものはちゃんと欲しがれ、然るべき物と、そうでないものをしっかり見極めろ。「あの頃、友達になりたかった」?「あなたのことは遠くから見守っていたい?」じゃあ今から友達になろうよ、見守るくらいならそばにいてよ。私の名前は明日香。諦めるな、黙るな、モテる努力をしろ。現実に向き合うことと未熟であり続けることは違う。「好意を持たれる」「恋される」「愛される」という劇薬に対してセックス以外の方法を見つける努力をしろ。このルートから脱線することは果たして成長なんでしょうか?孤独を愛するためには自我を持て。甘えてんな、「勝手にふるえてろ」、まじで!

と、観劇しながらボロボロ泣く私の心に住む18歳の私に叱咤激励をした。

 


映画を見てその気になっていた。(またかよ〜)