舌先から散弾銃

ただの日記です

大学のはなし

 

学部長「一度、この学校の風土に空気に染まってください」


後援会長「ご父母の皆様に関しましては、お子さんが、夏あたりに一度とんでもない格好で実家の方に帰ってくるかと思います。」


スタートラインがブリーチから始まってる彼らの髪の毛は果たして、二年間持つのか、
卒業するころには、ツルッとイっちゃってる人も中には。
あと何色、なん種類、髪型できるかな?


坂田氏(にちげいしょうとった人)(写真家)
「毎日、何かひとつ、"感動"してください。なんでもいいんです。小さいことでも。美味しいものを食べたら『おいしい』と味覚だけじゃなくて、『おいしい……!』と心を振るわせてください。」

嗚呼、たぶんこれはすごく大事なことだ。

感動はないけど、感激はある気がする。


今の時代、なんでもかんでも、ヤバイ、カワイイ、マジ、ソレナ。
心と言葉が一致して違わない。感情って、感動ってそういうものなのか……!と"感動"。
「雪、大変だったねー」と
「雪、ヤバかったねー」だと、何かが変わって見えませんか。


学科長「あなたたちの使命は二つ。学校にくることと、四年で卒業することです!!」
なんだか、この言葉が一番この学校の風土とやらを表現している気がしました。

 
今、"にちげいに行くなら、村上春樹を読んでなきゃいけない。"
みたいな、謎の使命感(誰に言われたわけでもない)に悩まされて、ノルウェイの森読んでます。
どうも、「村上春樹が好き」といっている人が、「村上春樹(笑)が好き(笑)」に見えちゃって(ど偏見)距離を置いていた。
ミドリちゃんって子がいて、その子はしきりに、主人公の喋り方を褒めるの。
「あなたの喋り方、私とっても好きよ」

今、誰かに言われたい、言いたい。


周りの子たち。言葉が通じます。
嬉しいです。
言葉の選び方のセンスがとても好きです。
嬉しいです。
ミドリちゃんもきっと、こんな気持ちだったのかな、と昨日の帰り道に思いました。


そう思えているのは本当だし、幸せと思っているのも本当。
それでも、なんでこんなに虚しいのか。
居心地の良さは、年月には勝てないのだろうか?


今思えば、高校入った時も、1年の6月くらいまで中学の(数少ない)友達が恋しかった。
本当に、「高校サイコー」と思えたのは1年の11月とか、12月だった気がする。
だから、大人になったとはいえ、案外、大学だってそんなものなのかも?

 
この間、ある子がいいました。
「附属で固まるでしょう。あたらしいおトモダチを作るより、そこから抜け出すことの方が大変そうだよ。」


経験的に、どこのグループ……もうこの言葉が嫌なのだけど、どこのグループも、
できたグループをこれ以上増やしたくもないし、減らしたくもないのだよね。
だから、少し仲良くなってくると、やたらグループ名つけたがるんじゃないのかしら。いつメン♡みたいな。
いつメン♡国は他のどの人種も、私たちの国には入れない。パスポートとIDとパスワード持ってなきゃダメ!!
そう、それはもはや、異国。国内留学。


新学期も、私たちの国に、立ち入った立ち入ってない立ち入らないで戦争。
受験期だって言わずと知れた、ペン先人の目に向けて怯ませる戦争。
私たちに平和が訪れるのは、いつなのだろうか?


でも、地方から来た子にしてみたら、
大学でトモダチができなかったら、それこそ悲劇。
心の拠り所が、私のように毎週、好きな時に。「夜ご飯だけでもー」みたいな短時間なものでさえ、できなくなってるってことだもんね。
そりゃ、なりたくなくても必死になる。
のかも?
高校と大学の大きな違いはこの辺にあるのかもしれない。


兎にも角にも、苗は育てなくては意味がないし、実にならなければ意味がない。
夜は短し歩けや少女!!