舌先から散弾銃

ただの日記です

2014/12/10

始まれば、終わる日々です。
終われば、始まる日々です。
新しいものは、当然、新鮮で。
いつしか、当たり前のものになって。
なくなる頃に、急に、寂しくなって。

 
質量保存の法則。
質より量か量より質か。
重要かそうでないか。
必要か不必要か。
分岐点とは、道を選ぶということで、選ぶということは違う何かを捨てるということで、捨てるということは後悔をするということで。
ということは、だ。
選ぶということは「最善」を突き詰める行為であると思っていたのだけれど
『(もっとも後悔の少ない)「最善」を突き詰める行為』=選ぶ ということになる。
こりゃとんでもねートラップ鉤括弧だぜまったく。
 
この一年で得たものは、「心の広さ」と「人に尽くす」ということ。
失ったものは、「自意識の過剰」と"去る者を追わず来るものを選ぶ"という絶対的なたくましさ。
失ったどちらも、私が「お前ははおもしろい」「お前らしい」と言われてきた所以であるものであったはずだから、それはやっぱり口惜しい。
口惜しいから、そんな自分を取り戻すつもりで生きてみたのだけれど、それはもはや「冷たい」「突き放している」という言葉に還元されてしまっていたのだから、なんともやるせない。
 
それで私は考えたりする。
どっちの私で歩む人生の方が幸せだったのか。
過去の私と、今の私。
どちらの方が、後悔の少ない最善の選択・人生であったのか。
 
しかしながら、悔しいかな。
後悔の質量を決めるのは今の自分ではなく、1年後、3年後、5年後の自分なのである。
過ぎ去った後に気づくのをなんとかするには を問う日々。
 
覚悟、覚悟ならないわけでもない